マーケティングが、回っている

 マーケティング4.0が、なかなか腹落ちしないしないのでボーッと昔の本をめくっていたら、今から30年以上前の一橋大学田内教授の文献が目にとまった。教授曰く、「マーケティングにとって一番大事なことは、消費者の考え、望み得べくんば意識下のレベルにある新しい動きというものを鋭くとらえるということが一番大事になってくる」。これは、コトラー大先生のマーケティング2.0(消費者志向)と同じ事かなと考えている。と、その当時にRKBのマーケティングプロデュ―サーをしていた山本文夫氏の講演を急に思い出した。「マーケティングの事を昔は”配給論”と言っていた。だから、基本は大きな意味で物流だったんだ」というくだり(記憶違いだったら申し訳ありません)。圧倒的にモノが欠乏していた、作れば売れる時代の話だったと思う。そこから暫くしてマーケティング1.0(製品中心)という概念が生まれたんだろうね。

 マーケティング1.0と2.0に続いて、マーケティング3.0(価値主導)。ここまでは、それなりに腹落ちしているけど、4.0(自己実現)がねぇ。古典的なマズローの欲求5段階説の「自己実現欲求」ということらしい。飛躍して考えれば、昔々の日本の商売の基本だった「三方よし」に近いのかな。だとすれば、歴史が回っている。

 そういえば、マーケティングの話で良く出てくる「ドリルと穴」。耳にタコ、の方が多いと思いますが「顧客はドリルが欲しいのではない。穴が欲しいのだ。」というアレです。これからは、「顧客は、ドリルも穴も欲しいわけではない。自分の理想の生活を実現するためにドリルが欲しいのだ」となる訳ですね。と、すれば、時代はマーケティング4.0だ!なんて声には注意しないといけないですね。1.0⇒2.0⇒3.0 と積み上げて確立したものがないと売れないのじゃないかなぁ。要は、組み合わせた展開を考えるということ。

 まぁ、2年程前にコトラー大先生が発表して、未だ模索中であると言うものが私ごときに腹落ちするわけないですね。でも、確実に4.0へと向かうのでしょう。最近気になる、CMなどでミレニアル世代へ向けての訴求が増えていることやSNSでの発信が注目されているのは、単なるデバイスの問題だけではないのかも。先人の知恵が積層されて、その上で新しく生み出されるものは、素晴らしいです。そんな事を考えつつ、そろそろ仕事に戻ります。

DM研究所

ダイレクト・マーケティングを活用した効果的な販促を実現しましょう

0コメント

  • 1000 / 1000